ホームページコンテンツの考え方

2011年3月6日

今日は、HPに掲載するコンテンツを考える際に、是非とも利用していただきたい考え方をご紹介します。

今やどの医院も同じことをアピールしています。

どの医院でも同じことをアピールしていれば「アピールしていない」ことと同じことになります。

だって、みんなが同じことを言っているのだから・・・・。

ですので、「差別化」という意味で、医院独自のアピールポイントを探し出す必要がありますし、

仮にアピールポイントがなくとも、「同じ事」の表現の仕方を変えて「違うもの」にしてしまう作業が必要となります。

まずは、医院の強味を20個書き出しましょう!!

しかし、急に20個も・・・・となってしまいがちですよね。

そこで、次の流れに従って考えてみてください。

①まずは下記の表(ヨコ4 タテ5)を作って下さい。

 

②次に、このマスに医院のアピールポイントを書いて頂きます。

漠然とアピールポイントといってもなかなか出てこないものですよね。

ですので、下記をベースに考えてみてください。

・立地の利便性の有無(駅から徒歩○分)

・営業時間(土日も診療、夜○時まで診療)

・院内の特徴(キッズルーム、バリアフリー、完全個室など)

・院内イベントは?(キッズイベント、インプラント無料説明会)

・導入機器(マイクロスコープ、CTなど)

・使っている素材の違いは?(シリコン印象材など)

・治療(製作)工程の違いは?(こだわりの事)

・特徴のある治療は?(口臭治療・顎関節症治療・歯周内科など)

・スタッフの特徴は?(もと○○モデルの××、栄養士の○○、○○のインストラクター××など)

・ボランティア活動

・メディア取材の経験は?(TV・ラジオ・雑誌など)

・有名人・公的機関とのお付き合いはあるか?

・順位(ランキング)がわかるものはありますか?(口コミなど)

・資格は?

・その他

③20個を書き出したら、次は「選択」を行います。

 あまりアピール部分が多すぎるとみている方もつかれてしまうので、最大でも7個くらいに収めておきましょう。

 そして、下記のようにアピールすると尚◎です。

・○○歯科医院の○個のこだわり(強味)

・患者様に支持される○個の理由

 選択基準は下記を参考にして下さい。

・他院がやっていないこと

・他院がマネしずらいこと

・しっかりした「証拠(理由づけ)」があるもの

 ※つまり、それを「本当にやっています」と証明できるもの。写真や賞状などがこれ

  にあたります。

④選択していただいたら、これを「上手に表現」していきます。

この④が一番大切な工程になります。

何故かと言いますと、一般の患者様には、歯科関係者が考える「メリット」を簡単に理解していただけないからです。

立地や診療時間などは理解するのは難しくないですが、歯科の診療に関係する部分になるとその傾向は顕著になります。

考えてみてください。

あなたがパソコンを購入したいと考えているとします。

お店にいってもどのパソコンが良いのかがさっぱり分からないと思います。

「OS ○×」「メモリ ○×」「HD ○×」「CPU ○×」・・・・・・・。

詳しい人が見れば「すごい!!」と思えるパソコン性能でも、一般の方は興味も関心もないのが通常です。

とにかく「良い」パソコンが欲しいという欲求しかありません。

歯科も同じことです。

そのレベルの方にメリットを「理解させ」「それは良いな~」と思わせることがポイントとなります。

では、「どのようにすれば「理解させ」「それは良いな~」と思わせることができるのか」

というのがここの過程の作業となります。

ポイントは「なぜ?」を3回以上繰り返す(自問自答)ことです。

つまり、「掘り下げる」ということです。

例えば「マイクロスコープ」で考えてみましょう。

①なぜマイクロはメリットとなりうるのか?

→肉眼では見えない部分も見えるようになる

②なぜ見えるようになると良いのか?

→詰め物・被せ物と歯の隙間を可能な限り無くすことができる

→根治の成功率が上がる

→つまり、全ての治療のクオリティが上がる

③治療のクオリティが上がることで何が良いのか?

→治療後の経過がよくなる

こうなります。

これをまとめて上手に表現してあげることで、一般の読者も「理解しやすく」「なんか良いな~」と感じてくれます。

また、マイクロ自体、まだ導入している歯科医院は全国的にも少ないので、それを付け加えるのもよいと思います。

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